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2024

​出演者情報

ミヒャエル・オーマン(リコーダー / 指揮)
 

「音楽専門誌トッカータ」に「我々の時代で最高のリコーダー奏者の一人」と紹介される等、国際的に名声を博すとともに、現在最も活躍しているリコーダー奏者、バロックアンサンブルの主宰者。

リンツ・ブルックナー音楽大学にて、W.v.ハウゼ、K.ベーケのもとでリコーダーの研鑽を積むとともに、B. スルツァーにアンサンブル・音楽解析学を学ぶ。26歳の若さで、同大学の室内楽、アンサンブルの教授に なる。

 ルネッサンス・中世のバラードからバロックのソナタ、協奏曲、さらに現代音楽まで幅広いレパートリーを 持ち、高校生の時代から、ペーター・シュライアー、ジョン・エリオット・ガーディナー、ロジャー・ノリントンほか 世界的に著名な音楽家と共演を行い、世界的に活躍している。2001年から、オーストリア・バロック・カンパ ニーを主宰し、17~18世紀の音楽に特化したバロックアンサンブル(古楽器アンサンブル)の活動を精力的に行っている。  

 リコーダーのためのセミナー、ワークショップやマスタークラスの講師としての後進の指導を行うほか、 中世・ルネッサンスの音楽、及び現代音楽の教育者として活躍している。 なお、彼は様々なサイズとデザイン(中世、ルネサンス、バロック)の約30本のリコーダーを所有している。

​植田 克己

ピアノ、マスタークラス講師

植 田 克 己  (ピアノ・マスタークラス講師)

東京藝術大学音楽研究科修了。伊達純、松浦豊明に師事。1969年第38回日本音楽コンクール入選。1971年安宅賞、1973年クロイツァー賞受賞。

1975年から1979年までドイツのデトモルト音楽大学とベルリン芸術大学に留学。クラウス・シルデに師事。1977年第17回ロン=ティボー国際音楽コンクール2位受賞。1978年イタリアのポジターノにおけるヴィルヘルム・ケンプによるベートーヴェンの講座を受講。

その後、日本、ヨーロッパ各地、中国などで演奏活動を展開。リサイタルおよびベルリン交響楽団やNHK交響楽団をはじめとする内外のオーケストラや室内楽との共演で活躍。1968年から2005年まで「植田克己ベートーヴェン・シリーズ」全27回を開催し、ピアノソナタ、変奏曲、室内楽曲、歌曲を網羅して演奏し、大きな話題となった。

2007年より「植田克己作曲家シリーズ」を開始。

これまでにケルン音楽コンクール、浜松国際ピアノコンクール、ジュネーブ国際音楽コンクール、日本音楽コンクールなど国内外の音楽コンクールの審査員を務めてきている。

元東京藝術大学音楽学部教授並びに音楽学部長。

現在東京藝術大学名誉教授、上野学園短期大学特任教授。

マルティーナ・ショーベルスベルガー

チェンバロ・オルガン

リンツ・ブルックナー音楽大学で、A.ウーマー教授のもとオルガンを学び優秀な成績で

卒業。北部オーストリアのランデス音楽院で教壇に立つ。その後、トロジンゲン音楽大学

(ドイツ)、バーゼル・ スコラ・カントルム(スイス:古楽を専門とする世界的な音楽研究

機関)でA.マルコン教授、J.C.ツェンダー 教授のもとでオルガン、チェンバロの研鑽を積み、

優秀な成績で卒業する。その間、スイス・オルテンの 聖メアリー教会のオルガン奏者を務

める。オーストリアのバロック・カンパニーのメンバー、ソリスト兼プロジェクト・マネー

ジャーとして活躍、その 他いろいろなオーケストラや小アンサンブルのメンバーとして国

際的な都市のコンサートや音楽祭で活躍 している。また、中世の音楽の演奏方法、オルガ

ネット(ポータティブ・オルガン)の研究等、高く評価されて いる。

  現在リンツ・ブルックナー音楽大学で教壇に立ち、リンツのウルスラ会修道院のオルガ

ン奏者。中世以前 の音楽研究家・演奏者として様々なマスタークラスに招聘されている。

オーストリア・バロックカンパニーの ソリスト兼プロジェクト・マネージャー。

永井 和子

アルト

国立音楽大学附属高校を経て、国立音楽大学卒業。同大学大学院修了。
二期会オペラスタジオ修了。(最優秀賞、並びに第1回「川崎静子賞」受賞)
文化庁オペラ研修所修了。
文部科学省在外派遣研究員としてジュネーブにて研鑽。

第19回民音コンクール第1位。
第1回グローバル「東敦子賞」、第15回ジロー・オペラ賞、第2回村松賞等受賞。

メゾ・ソプラノの主要な役で多数のオペラ舞台に立ち、表現豊かな存在感を刻んで来た。近年特に日本歌曲に造詣を深めている。
現在、東京藝術大学名誉教授。常葉大学短期大学部客員教授。二期会会員。日本演奏連盟会員。

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澤江 衣里

ソプラノ

島根県益田市出身。国立音楽大学卒業。東京藝術大学大学院修士課程及び博士課程修了。英国歌曲研究により博士号取得。日本学術振興会より奨学金を得て、ロンドン留学。第79回日本音楽コンクール2位入賞。第11回東京音楽コンクール最高位。声楽を永井和子、佐藤峰子に師事。2006年よりバッハ・コレギウム・ジャパン(BCJ)のアンサンブル・メンバーとして研鑽を積む。ソリストとして読売日本交響楽団、日本フィルハーモニー交響楽団、東京交響楽団、BCJと共演。《ロ短調ミサ曲》、《メサイア》、《ドイツ・レクイエム》、《カルミナ・ブラーナ》やロイド=ウェバー《レクイエム》など後期バロックから現代まで幅広いレパートリーを持つコンサート歌手として活躍している。NHKテレビ番組『名曲アルバム』バッハ《コーヒー・カンタータ》独唱、NHK-FM『リサイタル・ノヴァ』出演。島根県ふるさと親善大使・遣島使。澤江衣里オフィシャル・ウェブサイトhttps://www.eri-sawae.com

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紀 野 洋 孝 

テノール

声楽家・テノール・音楽博士。現在は麻布中学・高等学校専任教諭。

東京藝術大学声楽科卒業。同大学院修士及び博士後期課程修了。声楽を宮本修、吉野千鶴子、川上洋司、佐野成宏、ライナー・トロースト、永井和子氏に師事。「瀧廉太郎記念 全日本高等学校声楽コンクール」第60回大会で第1位、及び文部科学大臣賞を受賞し、副賞としてウィーン国立音楽大学サマーセミナーを受講した。「日本トスティ歌曲コンクール2015」においては、日本人最高位である第2位、及び秋篠日本歌曲賞を受賞し、副賞と

して短期イタリア研修を修了した。

 これまでに「別府アルゲリッチ音楽祭」若手演奏家によるコンサート、「ムジークフェスト奈良 2018」、春日大社での奉納演奏、「ラ・フォル・ジュルネTOKYO」などの多数の音楽祭に出演している。また、ヘンデル《メサイア》、ベートーヴェン《第9》《ミサ・ソレムニス》《合唱幻想曲》、モーツァルト《レクイエム》《戴冠ミサ》などの宗教曲ではソリストを務める。

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松 本 英 樹

バリトン

宮崎大学教育学部特別教科音楽教員養成課程ピアノ専攻卒業。宮崎県オペラ協会「カルメン」「フィガロの結婚」等に出演。宮崎県立芸術劇場主催オルガンとその仲間たちシリーズでJ.S.バッハ「マニフィカト」「クリスマス・オラトリオ」、ヘンデル「メサイア」のソリスト、2014年の「みやざき第九」演奏会のソリスト、2021年からメサイア・チャリティー演奏会のソリスト、第20回川南町モーツァルト音楽祭の「戴冠式ミサ」ではソリストのを務める。また、2021年に結成された宮崎県の声楽家・ピアニスト13人によるグループCantiamo(カンティアーモ)に参加し、Vol.1演奏会より出演。

 現在、宮崎県立妻高等学校教諭

坂 井  玲 子

​ヴァイオリン

東京藝術大学音楽学部器楽科卒業。新日本フィルハーモニー交響楽団に在籍した後、ハンブルク国立音楽大学に学び、ハノーファー・ニーダーザクセン州立歌劇場管弦楽団の第一ヴァイオリン奏者として14年間在籍。その間ハノーファーやハンブルクでソロリサイタルや室内楽でも積極的な活動を行った。 

 現在、アンサンブル of トウキョウの準メンバー。平成音楽大学講師、郡山女子大学短期大学音楽科非常勤講師、日本演奏連盟会員。

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伊藤 太郎

​ヴァイオリン

五歳よりヴァイオリンを始める。国立音楽大学附属音楽高等学校を経て、2017年に同大学を首席で卒業。矢田部賞受賞。在学中に同大学の学生として初めて大学所有の1723年製ストラディヴァリウスを貸与される。また皇后陛下が主催する皇居内での御前演奏等に出演する。           

 同大学附属音楽高等学校在学時から日本モーツァルト青少年管弦楽団員として宮崎県川南町モーツァルト音楽祭に参加し、2017年の欧州公演ではコンサートマスターを務める。2019年に同大学大学院修士課程を修了、その後はモーツァルト・カンマーオルケストラの団員として同音楽祭を支えてきた。

 これまでにヴァイオリンを佐久間礼子、奥田雅代、小森谷巧、久保田巧に師事し、室内楽を青木高志、漆原啓子、今井顕、三木香代に師事する。

 新日本フィルハーモニー交響楽団員を経て、現在日本フィルハーモニー交響楽団の第一ヴァイオリン奏者を務めている。相模原市音楽家連盟会員

佐久間未帆

フルート

国立音楽大学、ウィーン市立音楽芸術大学を首席で卒業。ウィーン国立音楽大学大学院現代音楽科修了。 第14回トレヴィゾ国際音楽コンクール第2位、第4回アジア・フルートコンクール神戸第4位を始め、国内外のコンクールで受賞歴多数。 2010年よりモーツァルト音楽祭青少年管弦楽団、カンマーオーケストラのメンバー。 これまでにヨハン・シュトラウス・オペレッタ・ウィーンオーケストラ、ウィーン室内オーケストラ、ユンゲフィルハーモニーウィーン等で活動。 現在は現代音楽アンサンブルやオーケストラなどを中心にウィーンを拠点に活動中。

児玉 智

合唱団指導

1982年国立音楽大学教育音楽学科卒業。大学時代に専門的な合唱団活動、古楽アンサンブル活動を行う。同年より県立高等学校音楽教諭として現在に至る。これまで5校の勤務経験を有し、部活動では合唱、吹奏楽、箏曲合奏、弦楽合奏、管弦楽の指導と演奏指揮を行う。また、県内外小学校合唱部のコンクール実技指導や音楽教諭対象の合唱指導法、ICTを取り入れた音楽授業活動の研修会講師も務める。元宮崎県高等学校文化連盟事務局長、日本音楽専門部委員長を務め、宮崎県高等学校総合文化祭日本音楽部門(箏曲合奏)審査員の他、第43回全国高総文祭2019さが総文、第47回 2023かごしま総文日本音楽部門審査員を務める。元都城クリスタルコール指揮者、現在、宮崎コールフロイント指揮者、宮崎メサイア合唱団指揮者

日本モーツァルト青少年管弦楽団 
Mozart Jugend Orchester Japan

モーツァルト生誕250年を記念して、国際モーツアルト財団が五大陸に一つずつ

「正統的なモーツァルトの楽曲を演奏する質の高い青少年のオーケストラを作る」ことを

提唱した。アジアでは馬込勇氏がその任を受けて2000年に結成したオーケストラで、

モーツァルトの音楽を通じて芸術性を高め、青少年による国際親善を図るために

活動を行っている。

2001年にはザルツブルクにおける「2001―2006モーツァルト記念演奏会」に

国際モーツァルト財団の招きで幕開けの演奏を行い、高い評価を受けた。

さらにその年12月に合宿を行った宮崎県川南町で町との共催で「モーツァルト祭」を行い、

その成功により「モーツァルト音楽祭」として活動を展開してきた。

その間4年ごとにヨーロッパ演奏旅行で現地での公演を好評裡に行ってきた。

特に2013年にはリンツ市ブルックナーハウスやウィーン楽友協会大ホールで、口蹄疫や東日本大震災からの

復興を願うスルツァー作曲の「復興ミサ」を川南モーツァルトフェスト合唱団と共に演奏した。

また、2017年にはオーケストラの他、イタリアのプレシアやローマも訪れ、ローマで最初に作られた

キリスト教会「ラテラノ大聖堂」で交響詩曲「伊東マンショ」を演奏した。

来年、2025年春にはヨーロッパ演奏旅行が計画されている。

モーツァルト・カンマーオーケストラ Mozart Kammer Orchester

日本モーツァルト青少年管弦楽団を卒団したメンバーを中心に結成。2015年には日本モーツァルト協会の東京文化会館における定期演奏会に出演して好評を得る。

その後、協奏曲や歌曲の伴奏、学校訪問演奏等を行っており、2016年には西都市での

「伊東マンショ講演会・演奏会」で交響詩曲「伊東マンショ」を川南モーツァルト合唱団と共に演奏した。

川南モーツァルトフェスト合唱団 Kwaminami Mozart Fest Chor

川南町モーツァルト音楽祭のために宮崎県内外の音楽愛好家で毎年結成される合唱団である。演奏の際には高鍋高校合唱部も参加し、さらに社会人になって入団する卒業生も出てきている。

 これまでにモーツァルト、ハイドン、ブルックナー、ヘンデル、ベートーヴェンのミサ曲をはじめとする宗教音楽やオルフのカルミナ・ブラーナ、スルツァー氏の復興ミサ、出田氏の「伊東マンショ」などに

オーケストラと共に取り組んでいる。

昨年まで温かくご指導いただいた末平浩康先生の退任にともない、

今年から児玉智先生を新たなコーラスマスターにお迎えした。

児玉先生の指導のもと、高校生から80代の方、初心者から経験者までの方と、様々なメンバーが、

一流の音楽家、青少年オーケストラと大曲を共演演奏できることに喜びを感じ、毎月2回の練習を行っている。

2005年以降4年ごとに日本モーツァルト青少年管弦楽団とともに4回のヨーロッパ公演を行ってきた。

2025年春には5度目の欧州遠征を計画中である。

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